しばぞーです。ドラフト特番に気を取られて更新時間が遅くなってしまいました…笑
前回のバンド時代を振り返った記事が好評で、今まで以上に多くの反応をいただけました。
めっちゃ嬉しいです。ありがとうございます!
正直バンドをやめるときは、自分からバンドがなくなったら何も残らないんじゃないかと恐れていました。何者でもなくなるのが嫌でした。
しかし、今となってはその時の失敗や反省をブログを通して誰かに伝えられるということに喜びを感じています。
終わってしまったことやうまくいかなかったことも決してマイナスではなく向き合い方次第で変わるものだということを実感しました。
失敗から学ぶことのメリット
さて、今回のテーマは失敗です。
「失敗は成功の元」という言葉は誰でも知っている言葉ですが、実際にはどのくらい失敗に向き合えていますか?
失敗に蓋をして向き合えていない人は結構多いのではないでしょうか。
僕もまだまだ完全に向き合えているとは言えない状態です。黒歴史と呼びたくなるような過去もあります。今はそれすらもネタにしてやろうと思っています。
どこがダメだったのか、失敗した時の背景や心境はどうだったか、失敗した後どう対処したか等多方面から具体的に記す必要があります。
そうすることで自分の中での整理になるし、これから何かに挑戦する人の教訓にもなりうるはず。というかそうでありたいです。
成功方法ばかり追い求めがちになってしまう
何かを成し遂げようとする時に、人は成功方法ばかりを追い求めがちになります。うまくいった人の話にばかり注目しがちです。
受験勉強がいい例でしょう。こうすれば受かる!みたいなテクニックをみんな真似してします。僕もこれが手っ取り早い方法だと思います。
だってパターンがほぼ決まってるんだもん。
でもパターンが決まりきっていること、解き方がわかっているものの方が珍しいです。だからいつの時代も自己啓発本が流行るのでしょう。(僕もメンタルの支えとして読むことがありますが)
それでも為になることは多いのですが、カバーできる範囲が狭いです。自分でやり方を考える力もつきません。
そしてその成功方法を真似してうまくいかなかった時に対処に困るのです。
一方、失敗パターンを知っているか、あるいは体験していれば失敗を事前に防げるでしょうし、万が一失敗しても落ち着いて対処できる可能性が高まります。
これを「失敗学」といいます。
失敗学のすすめ
ここまで失敗から学ぶことの重要さを書いてきたわけですが、この考え方をわかりやすくまとめている本があります。
畑村洋太郎さんの「失敗学のすすめ」という本です。2000年に単行本として出版されて以来、文庫本、図解版、漫画版とあらゆる形式で読み伝えられてる名著です。僕は最近知りました。。。
この本では、失敗とは何かというところから失敗に向き合っています。
「失敗は隠れやすい」といった性質や「失敗が起こるメカニズム」の説明、そして「失敗の活かし方」を実例も交えながらわかりやすく紹介してくれます。
中でも印象に残っているのは失敗には「良い失敗」と「悪い失敗」の2つがあるという説明でした。
「良い失敗」とは、未知への遭遇による失敗です。細心の注意を払って対処しようにも防ぎようのない失敗のことを指します。
人的事故など負の影響が大きい場合もあるけれど、その経験を活かして新たな知識を生み出して後のリスクを避けられるのならばそれは良い失敗と言えます。成長過程には必ず繰り返すものです。
一方「悪い失敗」とは、良い失敗に含まれない全ての失敗といっても良いものです。具体的には、単なる不注意や誤判断などから繰り返される失敗のことで、何も学ぶことがありません。
失敗を犯した当の本人は学習していても、それ以上のデメリットが存在する状態です。情報伝達や管理体制がしっかりしていれば防げた可能性が高い失敗です。
失敗=いけない事、マイナスの事というイメージを持っていましたが、この本を読んで失敗は成長には付き物である事を学びました。
つまり、良い失敗は成長に欠かせないという事です。そして失敗は何かに挑戦しないと起こりません。下手な自己啓発より挑戦しようという気にさせてくれます。
これを読んでいるあなたも何か新しいことに挑戦して良い失敗から学びましょう。
そしてそれを隠さずにシェアしちゃいましょう。きっと誰かの役に立つはずです!
ではでは。